【米国：雇用統計】とは？FXへの影響やADP雇用統計との違いは？

アメリカの雇用統計とはどんな指標？FXにおける重要度・注目するポイント・ADP雇用統計との違いは？・・・この記事ではこんな疑問を解決します。

米国：雇用統計をカンタンにまとめるとこんな感じ。

もっと詳しく知りたい方は是非下記をご覧ください↓

米国：雇用統計とはどんな指標ですか？

米国：雇用統計とは、アメリカの労働者の雇用情勢を調査し、毎月発表する指標です。

詳細は下記の通りです。

発表するのは、アメリカ労働省労働統計局(BLS)です。

発表日時の詳細は下記の通りです。

失業率、非農業部門雇用者数、建設業就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給など、10項目以上の雇用に関する統計が発表されます。

上記の項目の中でも、特に「非農業部門雇用者数」と「失業率」の2項目の注目度が高いです。

非農業部門雇用者数(Nonfarm Payroll:NFP)とは、
農業以外で働く雇用者の数を、支払われた給料を基に集計したものです。

※経営者や自営業者は除外されます。

失業率とは、労働力人口に対する失業者の割合です。

失業率＝（失業者÷労働力人口）×100

※16歳以上の男女が調査対象となりますが、
下記のものは対象外です。

米国：雇用統計の重要度や相場への影響は以下のとおりです。

スプレッドが普段よりかなり開いてしまう事がある為、ロスカットや逆指し値に触れてしまう事による決済など様々な予期せぬ事態が起こります。

また、相場が大きく動く可能性があるので、大きな損失が出るリスクもあります。

相場が大きく動くことは大きなチャンスでもありますが同時にリスクも大きくなるため十分に注意してください。

雇用統計と同じような名前の【ADP雇用統計】というものがあります。

ADP雇用統計とは、民間のADP社が発表する経済指標で、米政府が発表する雇用統計とは別物です。

米ADP民間雇用者数とも呼ばれます。

詳細を下記にまとめましたのでご覧ください。

発表するのは、アメリカ民間大手の給与計算代行会社である、Automatic Data Processing(ADP)社です。

発表日時の詳細は下記の通りです。

発表サイクル	月に一度
発表日	雇用統計の二日前の水曜日(祝日などで翌木曜日になることもあります)
発表時間	夏時間のときは日本時間で21：15
発表時間	冬時間のときは日本時間で22：15